madras 100 styles

FILE.068 株式会社中田靴木型製作所 ラストクリエイター 中田 祐之介さんYUNOSUKE NAKADA

東京都出身。大学在学中からアパレルショップでアルバイトし、卒業後に同会社に入社し3年間勤務。2013年に家業である株式会社中田靴木型製作所に入社。103年間続くラストづくりの家業を引き継ぐため、複製をはじめ現場の流れや納期の調整など幅広い業務を担当しています。 https://instagram.com/nakadalast

マドラスの靴を支える木型づくりに励みます

1918年に創業して以来、シューズメーカーや個人の靴職人の方などに向け、多くの木型を制作してきた中田靴木型製作所。小さい頃から靴の木型を作る実家の工場の仕事を肌で感じて育ってきたのが中田 祐之介さんです。
「小学校の社会科見学で友だちと実家の工場を見回った覚えがあります。2013年入社してからは靴メーカーから送られてきた木型の複製を制作することをメインに仕事をしています。木型づくりは職人たちの分業制なのでその管理などもしています。木型づくりに関しては昔からの機械で制作しますが、感覚に頼った人の手による部分が多くあり、そこが重要です。特につま先とかかとはミリ単位で手作業によって仕上げていきます。依頼を受けたものを正確に作ることが我々の使命です」と話す中田さん。3代目のお父様と一緒に靴づくりに欠かせない木型制作に毎日汗を流しています。
「仕事の時は動きやすさと安全性を考え、安全靴を履いていることが多いです。その反面、プライベートでは、TPOに合わせて革靴やスニーカーを履いています。100年企業のマドラスにはブレない靴づくりの姿勢を感じています。木型づくりに関しても最初にヒアリングをしっかりされるので、お互いの信頼関係を築いていけていると感じています。伝統をベースに時代に適応しながらさらに歴史を紡いでいってください」

share
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
私はこれを選びました

DM8301 BLACK ¥20,900

サイドにゴムが入っているサイドエラスティック仕様のスリッポンシューズ。無数の微細な孔を持ち、延伸PTFEラミネートされた防水透湿素材eVentを使用しているので、防水性を保ちながら余計な熱を逃してくれます。中田ラストを使用しています。

Coordinating points

コーディネートのこだわりポイント
  • Point1

    中田さんご愛用のメガネは『カルチャーバンク』のもの。60年代のアメリカ軍のヴィンテージリムのデッドストックを使用し、テンプルは鯖江の工場で制作したというこだわりが詰まっています。中田さんのトレードマーク的アイテムです。

  • Point2

    小松マテーレの機能素材によるユナイテッドアローズのセットアップがお気に入りの中田さん。洋服は生地やシルエットなど細かな部分を特に気にしてセレクトしているそうです。

Official Link