madras 100 styles

FILE.055 株式会社銀座サワモト 代表取締役社長 澤本 章さんAKIRA SAWAMOTO

東京都出身。慶應義塾大学を卒業後、株式会社丸井に入社し、婦人服や人事部で11年間勤務。2006年に高級紳士服地を扱う銀座サワモトに入社し、2007年 代表取締役社長に就任。高校・大学時代を通してラクロスに熱中し、大学時代に全日本選手権で3回の優勝を果たしました。
www.ginza-sawamoto.co.jp

ちゃんとしたベーシックな靴を選ぶならマドラス

明治時代から高級紳士服地を取り扱い、銀座エリアを中心にテーラーや百貨店に卸してきた株式会社銀座サワモト。来年には創業130年を迎える老舗の5代目を務めるのが、澤本 章さんです。
「1892年に創業し、1922年に英仏の服地の輸入商として澤本羅紗店を設立。祖父である2代目の澤本 巌は英国に留学し、現地の工場を訪ねて毛織物を研究して、『羅紗名称略解』という服地を解説した本を刊行しました。私自身も仕入れのためヨーロッパに行くことが多く、コロナ禍以前は年に2回ほど現地の展示会や工場に直接出向いていました」。創業時から銀座の街とともに成長してきた銀座サワモト。5代目の澤本さんも銀座の街の発展に尽力しています。
「銀座西並木通り会の会長や全銀座会の副代表幹事、銀座ソニー通り町会副会長などの活動を通して、銀座の繋がりを大切にしています。仕事柄スーツは当然なので、それに合わせて内羽根のレザーソールの紐靴を選ぶことが多いです。酔っぱらって帰っても、シューズにシューキーパーを入れ、スーツをハンガーにかけることだけは欠かしません(笑)。丸井で勤務していた時代からマドラスはしっかりした作りで大人が選ぶ印象が強くあります。スーツもシューズも、まずはベーシックをしっかり覚えた上でアレンジを楽しんでいってほしい。弊社もマドラスも100年を越え、時代に合わせ将来に向けた次の柱を一緒に模索していきましょう」

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私はこれを選びました

M441 BLACK ¥39,600

折下げというアッパー縫製を施した、内羽根ストレートチップシューズ。イタリア製キップレザーをアルコールで拭き落とし、アンティッククリームで手塗り仕上げを施し、美しいカラーリングを実現しています。マッケイ製法ならではの軽い履き心地とWソール仕様で高い強度を両立。

Coordinating points

コーディネートのこだわりポイント
  • Point1

    澤本さんが着用しているスーツは、英国高級服地マーチャントとして名高いドーメルに銀座サワモトが別注した『FIGARO』の生地を使用したもの。同社の代表生地『AMADEUS』と同じ重さでありながら、英国素材独特の丈夫さを両立した生地で、ドーメルの象徴的な商品になるように名付けられたものです。

  • Point2

    挿し色として派手目な色を使うのも好きという澤本さん。ピンクのチーフやスーツの裏地に発色の良いグリーンを選択するなど、見えないところまで色遊びするのがお洒落です。

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